7月21日参院予算委 山谷えり子氏の質問 午後 4 鴻毛より軽い言葉、憲法違反の代表選 |
鴻毛より軽い言葉、憲法違反の民主党代表選で政権についた総理
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http://www.youtube.com/watch?v=r-77riyboNA
前田委員長 山谷えり子君。
山谷 今の増元さんの言葉、また横田早紀江さんの、何を信じていいのかわからないという、この事件を知ったときの言葉、菅総理はどのように受け止めていらっしゃいますか?
前田委員長 菅総理大臣。
菅 この拉致事件というものが、我が国の主権を侵すと同時に、まさに人権の最大限の侵害である、そういう事件を防げなかったこと、あるいはそれが帰国をされることが、まだ全ての人に関して実現できていないこと、大変申し訳なく思っております。私もこの対策本部の本部長になって、まあ現在中野大臣に担当をしていただいておりますが、それぞれの時にご報告を、関係者から報告をいただいております。何とか帰っていただけるような生み出せないかということで、そうした関係者と話すこともしばしばありますが、まあ現時点ではなかなか大きな進展が見出せないでいるということについて、大変申し訳なく思っております。
まあ私の政治行動について、過去において、先ほどご指摘のありましたシンガンスという人物についての私の間違った形での対応など、色々とご迷惑をおかけいたしました。まあ今日ご指摘いただいたことについても、私は本当にこの、ここで書かれている、この右側の、こういう形で関係をしているということは、私自身はこれまできちんとは認識をしておりませんでしたが、今日のご指摘もいただきましたので、もう一度そうしたことがあるのか、もしあるとすればですね、そうした関係の濃い所との政治的なお付き合いは控えてまいりたいと、こう思っております。
前田委員長 山谷えり子君。
山谷 どんな団体か知らなかった所に2億も寄付したということに関してですね、そして家族会の皆さんへの謝罪、これは今日もないんですね。ついにいただけないんですか? なぜですか?
前田委員長 菅総理大臣。
菅 今申し上げましたように、こういった団体がそういう関係があるということを、そのことを私は知りませんでしたが、そういうことがあるとすれば、あるいはあったとすれば、そうした団体との、まあいわば連携といった活動をしたことについて、大変申し訳なく思っております。
前田委員長 山谷えり子君。
山谷 公安調査庁にお聞きします。この松木薫さん、石岡亨さんを拉致した、国際指名手配中の森順子さん、この方今どこにいらっしゃいますか?
前田委員長 公安調査庁長官尾崎道明君。
尾崎 お尋ねの人物につきましては、現在北朝鮮に留まっているものと承知しております。
前田委員長 山谷えり子君。
山谷 菅さんが仲のよいこの『新生』という機関紙を作っている主筆、このところに原稿を書いている魚本公博、安部公博は、今どちらにいますか? 国際指名手配中ですね。
前田委員長 尾崎道明公安調査庁長官。
尾崎 お尋ねの人物につきましては、現在北朝鮮に留まっているものと承知しております。
前田委員長 山谷えり子君。
山谷 よど号ハイジャック犯の子供たちというのは、全部で何人ぐらいいらっしゃいますか?
前田委員長 尾崎道明公安調査庁長官。
尾崎 いわゆるよど号グループの子女につきましては、全員で20人と承知しております。
前田委員長 山谷えり子君。
山谷 こうしたことはご存知でしたよね、菅総理。
前田委員長 菅、菅総理大臣。
菅 今の個々の方がどこにいるといったようなことについて、私自身、あの、個別に知っていたかということを言われますと、個別にすべてを承知しているわけではありません。
前田委員長 山谷えり子君。
山谷 政府認定の人間の拉致実行犯がどうなっているかすら知らない、拉致対策本部長失格だと思いませんか?
前田委員長 菅総理大臣。
(傍聴席「それだけでも辞任に値するよ、何やってたんだ、一体」)
菅 ま先ほど申し上げましたように、私としてはですね、えー、家族会からも色々な要請をいただく中で、どのようにすれば、この日本に帰ってきていただくための、色々な、あー、手立てが前進するのか、えー、ま色々な方がこういうパイプがある、あるいはああいうパイプがあるから、そこでしっかり話をすれば、色んな可能性があると、ま、そういうことを言ってくださる方もあります。そういう関係についても、場合によっては関係者に色々と問い合わせをしたり、えー、いたしておりますけれども、現在のところ、残念ながら、大きな、あー、おー、大きな形での解決の方向には、残念ながらまだ道筋は見えておりません。えー、そういったことを私としては、えー、拉致担当大臣と、おー、連携をして、えー、全力を尽くして、えー、参っていくのが、私の本部長としての仕事であろうと、こう思っております。
前田委員長 山谷えり子君。
山谷 鴻毛より軽い言葉をいただいた思いがいたします。昨年の12月に拉致議連、私は菅総理の隣の隣に座っておりましたが、家族会の皆さんとお会いしたときに、朝鮮半島にもしも何かがあった場合、自衛隊を救出に出して行きたい、そのために韓国と話をしたいと菅総理はお話になられました。自民党は自衛隊法の改正をそのために出しております。しかし菅総理は全く審議に応じようとしないどころか、何日かたって、家族の皆さん・私たちにその発言さえ否定なさいました。覚えてらっしゃいますか、それ?
前田委員長 菅総理大臣。予定の時間が相当超過しておりますので、簡潔にご答弁をお願いいたします。
菅 私が、あの、そういう趣旨の発言をしたことは、あの、覚えております。
前田委員長 山谷えり子君。
山谷 そして取り消したことはどうですか?
前田委員長 菅総理大臣。
菅 つまりあのー、我が国と韓国との関係の中で、えー、自衛隊というものを、おー、韓国に受け入れてもらうためには、やはりそれなりの、色々な配慮と言いましょうか、そういうものが必要でありまして、えー、つまり、何かあったときに、そうしたことができる状況を作らなければならないという趣旨では、決して、えー、何か、撤回したとかそういうことではありません。
前田委員長 山谷えり子君。
山谷 そういう状況を作ってから発言するのが総理大臣というものでございます。増元事務局長、今の総理の発言聞かれて、どうですか?
前田委員長 増元参考人。時間が相当過ぎております。ご簡潔にお答えを。
増元 一昨日も報道にありましたけれども、田口八重子さんが今重病で入院しているという、この報道が事実だとすると、一刻も早くやっていただかなければならない状況なんです。その中で、何となくこう回答をはぐらかすというような、そういう姿勢ではなくて、強い、総理としての強い意志で、姿勢で、この拉致問題を引っ張っていっていただければ本当にありがたいと思っております。
前田委員長 山谷えり子君。
山谷 昨年9月の党の代表選で菅総理は代表になられたわけですが、民主党の党員・サポーターも投票できます。民主党の党員・サポーターは外国人でもOKです。党員は6千円、サポーターは2千円でございます。野党のときならともかく、与党の代表ということは、首相、総理になるということです。日本の総理が、外国人の投票によってその道を開いて行く、これは憲法違反だと考えませんか?
前田委員長 菅総理大臣。
菅 まああの代表選挙規則について、えー、ま、従来はですね、えー、政治資金規正法や、他党のあり方も含めて、今ご指摘の形で、えー、外国籍の方も党員になることを認めて参っておりました。しかし、いー、今回、いー、現在議論しているこの党員籍と代表選挙規則の中で、えー、議論がなされております。まああの一般的に、党員投票を含む代表選は、あー、昨年の9月に行われて、次は来年の9月ということになっておりますので、それまでには、あー、一定の結論を出すべき問題だと、このように認識しております。
前田委員長 山谷えり子君。
山谷 指摘されたのは2年前です。議論しているといっても、民主党の議員さんに聞きましたが、どこで議論しているかわからない。結論を出さない。つまり、外国人を党員・サポーターにしておきたいのが民主党の体質ですね。
前田委員長 菅総理大臣。
菅 つまり、現在、えー、幹事長のところでですね、代表選挙規則の検討に入っております。であの、任期の途中の場合は、えー、両院総会で、えー、決めますので、えー、党員・サポーターを含む代表選は、行われるとして2年おきですので、私が幹事長のほうに、えー、お聞きをいたしましたら、あー、まだ、あー、結論は出ていないけれども、少なくとも、次回党員・サポーターを含む代表選が行われるまでには、あー、そうした指摘も含めて、えー、きちんと対応していきたい、えー、そのように、えー、幹事長も言っておりましたし、私もそうすべきだと思っております。
前田委員長 山谷えり子君。
山谷 反日活動家と手をつなぎ、そして外国勢力の介入を容易に招くことをわざとしながら、今の政権というのは官邸に居座り続けているわけですね。この指摘、気に入りませんか?
(傍聴席「その通りだ」)
前田委員長 菅総理大臣。
菅 ま、気に入る気に入らないというよりも、あの、事実とは違っていると思います。
前田委員長 山谷えり子君。
山谷 どこが違ってますか?
前田委員長 菅総理大臣。
菅 山谷さんの認識は、それは山谷さんの認識としておっしゃるのは自由ですけども、私の認識とは違います。
前田委員長 山谷えり子君。
山谷 多額のお金をそうした団体に寄付して、党員代表、外国人登録のままにわざと結論を出さない、そのことを言ってます。
前田委員長 菅総理大臣。
菅 今申し上げましたように、えー、ま、党の代表選挙の、おー、投票権、あるいは、あー、えー、外国人、日本に住んでおられる外国人に、どういう権限を、おー、認めるか、色々議論があるわけでありまして、えー、その、山谷さんのような、あ、判断もありますし、そうでない判断もあるわけでありまして、えー、それを山谷さんの判断でおっしゃることは自由でありますが、私と必ずしも全てが一致しているわけではありません。