1月15日 日曜討論 田中直紀防衛大臣の発言部分 |
前エントリの続きは明日以降にアップロードします。遅くなってすみません。
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音声:http://www.youtube.com/watch?v=jKgN1Lr6uW4
島田敏男アナウンサー(司会) 田中防衛大臣に伺います。再び普天間の問題なんですけれども、これはあの、普天間基地の代替施設をですね、今の計画で名護市のキャンプシュワブ沿岸に建設するということになりますと、沖縄県知事の埋め立て許可、これが必要ですよね。
田中防衛大臣 はい。
島田 で、先ほど伺った、沖縄との信頼関係構築した上で、この先いつ頃ですね、仲井真知事に埋め立て許可の申請ということを行う事になるんでしょうか?
田中 あの、飛行場の建設に関しての環境評価はですね、45日以内、そしてまた埋め立ては90日以内ということで知事さんのご意見を伺うと
島田 この間のあの、環境影響評価書に対する意見ですね。
田中 ええ、ええ。年明けましてね。ですから、2月、3月にご意見が参りますので、これに対して、まああの、我々も修正を加えながらご相談を申し上げるということですから、まああの、実施をしていく、あるいは着工をしていくというようなことは年内にですね、できるかどうかということは、当面の手順になっておりますが、しかしま、沖縄県の県民の皆さん方がこれ、納得してご理解いただかなければ物事進みませんから、まあこれは今、私が考えてますのは、この問題は平成8年からですね、15年間かけてるんですね。で、我が国も努力をした。しかしアメリカの皆さん方もですね、やはりこの安全保障のために大事なんだと、15年ずっとですね、やはりあの、同盟国として、これをあの、真剣に考えてきていただいてるわけですから、まあこの機会に何とかですね、やはりこの、双方で実現できるような方法を何とか考えてですね、そして、これは国民的な全体の議論でですね、これはあの、大震災ありました。あの、みんなですね、やはりこの大震災でご苦労されてる方々にですね、自衛隊もそうでありますが、あの、手を差し伸べて、そして今日があるわけですから、この普天間問題も、何とか今年はですね、国民的な議論で、あの、前進させたいというふうに思ってます。
島田 一説にはですね、やはり今後の建設を進めるとなれば、今年の6月ぐらいまでには沖縄県知事に対して埋め立て許可の申請を行うという、それが必要だという見方がありますけれども。
田中 ええ、ま、そうなんですが、飛行場はですね、あの、環境評価、ま、手順すればできますが、埋め立てをするのはこれ環境問題に非常に大きいわけでありますから、ここがまあ大変議論のあるところですね。沖縄の美しい海をあの、壊すのかと、こういう、ま、大変その、痛ましい残念な状況、ですがまあ、これあの、今真剣に環境評価してますから、それで、あの、そういう事態にならないようなものをですね、何とか考えると言うことで、この、今やり取りをしてるわけでありますから。ま、その中でまた、あの、ご理解を得てということになるんだと思います。ただま、それも含めてですね、やはり国民の理解あるいは沖縄県の皆さん方の、いや沖縄県もっと、県外の方々からですね、もっと理解してもらわな困るじゃないかというのは常々言われるわけでありますから、しかし、ま、我々の身内もですね、沖縄県に大変あの、お世話になってる親戚もたくさんいるわけでありますから、もうお互いにその痛みというものをですね、何とか乗り越えたいと、ま、こういうふうに思ってます。
島田 まあその、痛みを乗り越えるとなると、この沖縄の皆さんの理解が得られない限り、日米合意は凍結するしかなくなりますよね。
田中 はい。
島田 で、その凍結をするということも想定してるのか、それとも日米で内容の見直しの再協議をすると、そういう局面も考えていられるのか、この点はどうですか?
田中 いやあの、オバマ大統領がこの間あの、新国防戦略発表されましたが、ま、内々にはですね、この普天間の計画は今のところ変わらないと、だから日本の努力を促すと、こう状況になってますから、しかしま、これが先に進まないということになればアメリカのほうもですね、えーま、修正を迫られるという…手を引くということはありません、15年間、この問題をあの、真剣に考えてきていただいた米国ですから、ま、何とか知恵をですね、ということなんですが、その前にやはり我が国でこの問題をちゃんと措置しなけりゃ、日本のこの政治というものが世界でですね、まあ経済もそうですが、世界でやはり信用されませんよ、それはね。そういう重大な時期だと思ってます。
島田 あの、平野大臣、あの、官房長官当時に鳩山内閣で、この普天間の問題で色々ご苦労されて、結局まあ様々な案が消えて、現状に戻ったわけです。その経験を踏まえてひと言いかがですか。
平野 あの、この問題はもう、田中大臣が今、方針・考え方を述べられましたが、私まあ、そういう流れの中で一番思いは、沖縄県民の皆さん方は、本土の中央からそういう目線でもの言うなと、沖縄の現場の声を聞いて欲しいと。しかし一方中央の立場、国の立場で言えば、我が国の安全保障の問題があると。こういうことの合わせ技で、やっぱり日本全体の問題としてやっぱり考えていくということなんだろうと思いますし、また、大臣とも、あの、今までの経験の部分を含めて、こういうあれだと、ご相談あれば私も発言をしたいと思います。