2014年 10月 30日
2014年10月28日 参院財金委員会 大門実紀史氏(共産党) |
https://www.youtube.com/watch?v=lo_7mN5PY2U
大門 大門でございます。私も今の関連で質問しようと思ってはいるんですけれども、今回、黒田さんが総裁になられてですね、異次元緩和について議論するのは今日で4回目かと思いますし、予算委員会でもやらせていただいて、まあ、なんといいますかね、円安株高になったのは確かですけれども、今指摘されている通り、グローバルな大企業と株主が潤ってますけれど、やっぱり円安の影響で庶民や中小企業は大変になっているという点で行くと、決して褒められたことが進んできているとは思いません。
同時に、私が指摘してきたのは、今もありましたが、日銀が大量に国債を買い込むことのリスクについて一貫して指摘してきましたし、これは白川さんの時から実は、白川さんでさえやり過ぎじゃないかという議論をしてきたんですけれども、黒田さんになったらもう無茶苦茶になっちゃって、いくらでも買うようなね、私は、異次元というよりも異常な政策だということをずっと指摘してきておりますけれども、さらにREITとかETFもですから、これだけ買い込んだら、あとどうするのという話なんですね。
出口戦略も当然、そんなに買い込むというのも変だから、どっかで手放すんだろうと、売却するんだろうと。そうすると、マーケットが許さないよと、あるいは暴落するよと、経済混乱するよというところで、この出口がどうなるんだという話があると思うんですけれども、ひょっとしたらもう、手放さないことが出口なのかと思ってしまうぐらい、何もおっしゃらないから思われてしまうというところもあるわけですよね。
ですから、私はずっと一貫して、時期尚早だとか、経済に影響を与えるとか、あるいはその時にならないと手段もいろいろだとおっしゃいますけれど、黒田さん自身が、これはそもそも出口がない戦略だということをおわかりになっているから、言われないんじゃないか、言えないんじゃないかと。出口があるならば具体的にお聞きしたいんですけど、要するに保有し続けるんですか? どこかで、やっぱり異常なバランスシートだから、どこかで吐き出されるんですか?
これはそもそもの話なんですよね、出口の。出口って何かという話なんですけど、それぐらいはお答えできると思うんですけど、いかがですか?
黒田 従来から申し上げているとおり、出口について具体的に申し上げますと、実際に出口に差し掛かった時に、その時の経済とか市場の動向を踏まえて出口戦略というのは実行されるわけですので、まだ物価安定目標の達成に向けて道半ばの時に言ってみても、その時の状況とまた違っちゃったりすると、かえって市場に対して不測の影響を及ぼしかねないということで、各国の中央銀行とも極めて慎重にやってまして、今回のFRBの文章も、読んでいただくとわかりますように、いつどのようにやるかって書いてないんですね。で、順序だけ、まず短期金利を上げますと。それから、バランスシートについては、要するに慎重にゆっくりと市場の状況を見ながらバランスシートの調整を行っていきますと言っていまして、そのやり方がどうなっているのかと、つまり満期が来たものを再投資しないという形で、極めてゆるやかに減らしていくということなのか、あるいは一部マーケットに売るのか、そういうことも含めてはっきりしておりません。
ただ、はっきりしているのは、市場とか経済の動向を見ながら、ゆるやかにバランスシートを減らしていくと。その前に短期金利の引き上げを行うということだけ言っているわけでございます。
それはもちろんアメリカの実用に合わせてやっておられることだと思いますので、それ自体は評価してよいと思いますけれども、日本が将来2%を実現し、安定的に持続するという状況で出口を実際に戦略を実行していくという時には、やはりその時の経済、特に市場の状況を見ながらやっていくということになると思います。
大門 今までも予算委員会でご指摘したかと思いますけれど、アメリカのFRBのあれは異例な量的緩和ですけれども、日本は異次元、私はよく異常な、量も質も違って比べられないわけですけれども、黒田総裁が言われたことでちょっと違うと思うのは、FRBも最初は何も言わなかったわけじゃなくて、最初からやはりFRBの金融政策の効果と、そしてコストについては、ずっと言及はしてきたんですよね。
で、出口が近いから色々言っているんだって、衆議院ですか、ちょっとおっしゃいましたけど、ちょっと違うのかなと。その時に合わせて、やはり効果とリスク、コストとの問題ん着いてずっと言及してきて、ところが、もちろん中身は違うし、ちょっとなかなか凄い規模のことをやっていらっしゃるから言及しにくいのかもわかりませんけれども、しかし、何もおっしゃらないというのはね、やはり藤巻さんからあった通り、そのことのほうが異常じゃないかと、ちょっと私は思ったりするわけであります。
で、少なくとも、僕は本当に気になるのは、出口というのは、本当に緩やかでも、そういうふうに吐き出していこうという方向を本当に考えておられるのか、もうここまで来るとちょっとそれも難しくて別のウルトラCもお考えになっているとか何かでないと、ちょっと異常な買い込みだなあと思うところもあるわけですね。
そういう点で、緩やかでもどこかで吐き出していくんだと、バランスシートを正常化するんだということであれば、やっぱり、FRBのようなやり方を最低限のところだけは説明責任を果たすということはやっぱり果たされるべきではないかと思うんですけれど、どうなんですかね。今のまま、言わない言わないでいいんですかね?
黒田 FRBの出口の議論につきましても、ご承知のように色々な経緯がございまして、そもそもQE1はカレンダーベースですので時間が限られていたわけですけれども、それでは不十分だということでQE2になり、QE3になりということで、しかも、どういうところでそのテーパリングを始め、出口についてやるかという手順についても、前に言っていたこととちょっと違ったことになっているわけですね。
前は、バランスシートの修正があって、そののちに短期金利を上げるようなことを言っておられたんですけれども、それをひっくり返してしまったわけですね。ということは、前に言っていたことは、実際は市場をミスリードしたことになってしまった。
ということから見ても、やはりこの出口に具体的に差し掛かったところで、経済とか市場の状況を踏まえて金利の調整なりバランスシートの調整をどういう順序でどういう手順でやっていくかということは、まさに市場に大きなショックを与えないような形で当然FRBはやっていくでしょうし、私どももそういったことも十分勘案しながら、正常化に向けて、その時点で具体的なことを示していくということになると思います。
大門 私は、昨日、日銀の事務方の方とちょっと話をしてびっくりしたんですけれども、私は市場に影響を与えず、これだけ買い込んだ国債、REIT、ETFを戻していくとしたら、かなりの時間がかかる。市場に影響を与えないで、そんなバーッと買ってくれる所ありませんからね。そうなると、やっぱり原発じゃないですけど、原発の廃炉じゃないけど、相当リスクを見ながら時間がかかる問題だと言ったら、「そんなことありません」と言うんですよね、簡単にね。
で、じゃあ、5年や10年で解決する話なのかというふうに到底思えないんですよね。5年10年で今持っているものを吐き出したら暴落ですからね。そうなると、どんな手があるのかと。どんな手があるのかという疑心暗鬼がこう、広がるわけですね。
結局ずっと国がファイナンスじゃありませんと言いながらも結局抱えていくんだろうと。そうすると、それはそれで、みんなね、それに安堵しちゃって、またこの異常な事態をずっと周りがそれで乗っかっちゃうというような、世の中そのものがおかしくなるんじゃないかと思っているわけでありますので、やはりそろそろ。
で、黒田さんの任期はあと3年ですよね。3年以内の出ますか、そんな方向? 方向出せるおつもりですか、自分の任期中に。いかがですか。
黒田 先ほど来申し上げています通り、2%の物価安定目標の実現、これもできるだけ早期ということでやっているわけですけれども、政策委員会の見通しに沿って申し上げますと、2014年度から2017年度にかけて、2015年度を中心とした時期に2%に達する可能性が高いと言っていますので、当然そういった時期には出口戦略について色々な議論が行われることは間違いないと思います。
大門 もうひとつは、出口戦略に関連して、今、マスコミ等々で、あるいは(?ケンキシャ)の中で言われているのは、出口に伴うコスト負担の問題でありまして、日銀も今年の3月、法定準備金への積立額を過去最高の金額にされました。通常は剰余金の5%を積み立てるわけですけれど、それを20%積み立てられて、1448億円ですかね。今まで多い時でも15%が上限、最高だったと思いますけれども、1千億超えたことは今までなかったんじゃないかと思いますけれども、これだけの積立をされてきていると。
で、この剰余金から積立金を増やすということは、イコール国庫納付金が減りますから、国に納めるお金が減ると。つまり国民負担がその分生じるというような関係にもなるわけですね。
したがって、日銀そのものとしては出口戦略というか、国民に対しては何の説明責任も果たされていないんだけれども、経済がどうなるかということについてね、日銀の中だけではその時に備えて、こうやってもう積立金を増やして、いざという時のコストへの対策を立てられているというのはちょっと違うんじゃないかな、と。自分たちだけ対策を、コスト負担の対策を立てて、国民には一向に何も説明責任を果たさないというのはちょっと違うんじゃないかなと思うわけですね。
で、このあれですか、この多額の積立をされた理由というのは何なんですか。
黒田 現在の量的質的金融緩和、大規模な金融緩和政策を実施しておりまして、これに伴って、従来よりも収益の幅が振幅が大きくなる可能性があるわけでございます。こうした下で25年度決算では日本銀行の財務の状況、あるいは収益動向等を総合的に勘案して、剰余金について法定の5%を超える20%相当額を準備金として積み立てるということにしたわけでございます。
大門 もう今日はこれぐらいにしておきますけど、日銀だけは自分たちの世界だけは振幅が大きくなるリスクに備えていると。国民の皆さんに対しては、この先日銀のやっていることが出口に入った時に何をもたらすかということについては一向に口をつぐむというのは、もう正直じゃないと。やっぱりきちっとした説明責任を果たして行かれるべき時に来ているということを申し上げて、今日は質問を終わります。ありがとうございました。
大門 大門でございます。私も今の関連で質問しようと思ってはいるんですけれども、今回、黒田さんが総裁になられてですね、異次元緩和について議論するのは今日で4回目かと思いますし、予算委員会でもやらせていただいて、まあ、なんといいますかね、円安株高になったのは確かですけれども、今指摘されている通り、グローバルな大企業と株主が潤ってますけれど、やっぱり円安の影響で庶民や中小企業は大変になっているという点で行くと、決して褒められたことが進んできているとは思いません。
同時に、私が指摘してきたのは、今もありましたが、日銀が大量に国債を買い込むことのリスクについて一貫して指摘してきましたし、これは白川さんの時から実は、白川さんでさえやり過ぎじゃないかという議論をしてきたんですけれども、黒田さんになったらもう無茶苦茶になっちゃって、いくらでも買うようなね、私は、異次元というよりも異常な政策だということをずっと指摘してきておりますけれども、さらにREITとかETFもですから、これだけ買い込んだら、あとどうするのという話なんですね。
出口戦略も当然、そんなに買い込むというのも変だから、どっかで手放すんだろうと、売却するんだろうと。そうすると、マーケットが許さないよと、あるいは暴落するよと、経済混乱するよというところで、この出口がどうなるんだという話があると思うんですけれども、ひょっとしたらもう、手放さないことが出口なのかと思ってしまうぐらい、何もおっしゃらないから思われてしまうというところもあるわけですよね。
ですから、私はずっと一貫して、時期尚早だとか、経済に影響を与えるとか、あるいはその時にならないと手段もいろいろだとおっしゃいますけれど、黒田さん自身が、これはそもそも出口がない戦略だということをおわかりになっているから、言われないんじゃないか、言えないんじゃないかと。出口があるならば具体的にお聞きしたいんですけど、要するに保有し続けるんですか? どこかで、やっぱり異常なバランスシートだから、どこかで吐き出されるんですか?
これはそもそもの話なんですよね、出口の。出口って何かという話なんですけど、それぐらいはお答えできると思うんですけど、いかがですか?
黒田 従来から申し上げているとおり、出口について具体的に申し上げますと、実際に出口に差し掛かった時に、その時の経済とか市場の動向を踏まえて出口戦略というのは実行されるわけですので、まだ物価安定目標の達成に向けて道半ばの時に言ってみても、その時の状況とまた違っちゃったりすると、かえって市場に対して不測の影響を及ぼしかねないということで、各国の中央銀行とも極めて慎重にやってまして、今回のFRBの文章も、読んでいただくとわかりますように、いつどのようにやるかって書いてないんですね。で、順序だけ、まず短期金利を上げますと。それから、バランスシートについては、要するに慎重にゆっくりと市場の状況を見ながらバランスシートの調整を行っていきますと言っていまして、そのやり方がどうなっているのかと、つまり満期が来たものを再投資しないという形で、極めてゆるやかに減らしていくということなのか、あるいは一部マーケットに売るのか、そういうことも含めてはっきりしておりません。
ただ、はっきりしているのは、市場とか経済の動向を見ながら、ゆるやかにバランスシートを減らしていくと。その前に短期金利の引き上げを行うということだけ言っているわけでございます。
それはもちろんアメリカの実用に合わせてやっておられることだと思いますので、それ自体は評価してよいと思いますけれども、日本が将来2%を実現し、安定的に持続するという状況で出口を実際に戦略を実行していくという時には、やはりその時の経済、特に市場の状況を見ながらやっていくということになると思います。
大門 今までも予算委員会でご指摘したかと思いますけれど、アメリカのFRBのあれは異例な量的緩和ですけれども、日本は異次元、私はよく異常な、量も質も違って比べられないわけですけれども、黒田総裁が言われたことでちょっと違うと思うのは、FRBも最初は何も言わなかったわけじゃなくて、最初からやはりFRBの金融政策の効果と、そしてコストについては、ずっと言及はしてきたんですよね。
で、出口が近いから色々言っているんだって、衆議院ですか、ちょっとおっしゃいましたけど、ちょっと違うのかなと。その時に合わせて、やはり効果とリスク、コストとの問題ん着いてずっと言及してきて、ところが、もちろん中身は違うし、ちょっとなかなか凄い規模のことをやっていらっしゃるから言及しにくいのかもわかりませんけれども、しかし、何もおっしゃらないというのはね、やはり藤巻さんからあった通り、そのことのほうが異常じゃないかと、ちょっと私は思ったりするわけであります。
で、少なくとも、僕は本当に気になるのは、出口というのは、本当に緩やかでも、そういうふうに吐き出していこうという方向を本当に考えておられるのか、もうここまで来るとちょっとそれも難しくて別のウルトラCもお考えになっているとか何かでないと、ちょっと異常な買い込みだなあと思うところもあるわけですね。
そういう点で、緩やかでもどこかで吐き出していくんだと、バランスシートを正常化するんだということであれば、やっぱり、FRBのようなやり方を最低限のところだけは説明責任を果たすということはやっぱり果たされるべきではないかと思うんですけれど、どうなんですかね。今のまま、言わない言わないでいいんですかね?
黒田 FRBの出口の議論につきましても、ご承知のように色々な経緯がございまして、そもそもQE1はカレンダーベースですので時間が限られていたわけですけれども、それでは不十分だということでQE2になり、QE3になりということで、しかも、どういうところでそのテーパリングを始め、出口についてやるかという手順についても、前に言っていたこととちょっと違ったことになっているわけですね。
前は、バランスシートの修正があって、そののちに短期金利を上げるようなことを言っておられたんですけれども、それをひっくり返してしまったわけですね。ということは、前に言っていたことは、実際は市場をミスリードしたことになってしまった。
ということから見ても、やはりこの出口に具体的に差し掛かったところで、経済とか市場の状況を踏まえて金利の調整なりバランスシートの調整をどういう順序でどういう手順でやっていくかということは、まさに市場に大きなショックを与えないような形で当然FRBはやっていくでしょうし、私どももそういったことも十分勘案しながら、正常化に向けて、その時点で具体的なことを示していくということになると思います。
大門 私は、昨日、日銀の事務方の方とちょっと話をしてびっくりしたんですけれども、私は市場に影響を与えず、これだけ買い込んだ国債、REIT、ETFを戻していくとしたら、かなりの時間がかかる。市場に影響を与えないで、そんなバーッと買ってくれる所ありませんからね。そうなると、やっぱり原発じゃないですけど、原発の廃炉じゃないけど、相当リスクを見ながら時間がかかる問題だと言ったら、「そんなことありません」と言うんですよね、簡単にね。
で、じゃあ、5年や10年で解決する話なのかというふうに到底思えないんですよね。5年10年で今持っているものを吐き出したら暴落ですからね。そうなると、どんな手があるのかと。どんな手があるのかという疑心暗鬼がこう、広がるわけですね。
結局ずっと国がファイナンスじゃありませんと言いながらも結局抱えていくんだろうと。そうすると、それはそれで、みんなね、それに安堵しちゃって、またこの異常な事態をずっと周りがそれで乗っかっちゃうというような、世の中そのものがおかしくなるんじゃないかと思っているわけでありますので、やはりそろそろ。
で、黒田さんの任期はあと3年ですよね。3年以内の出ますか、そんな方向? 方向出せるおつもりですか、自分の任期中に。いかがですか。
黒田 先ほど来申し上げています通り、2%の物価安定目標の実現、これもできるだけ早期ということでやっているわけですけれども、政策委員会の見通しに沿って申し上げますと、2014年度から2017年度にかけて、2015年度を中心とした時期に2%に達する可能性が高いと言っていますので、当然そういった時期には出口戦略について色々な議論が行われることは間違いないと思います。
大門 もうひとつは、出口戦略に関連して、今、マスコミ等々で、あるいは(?ケンキシャ)の中で言われているのは、出口に伴うコスト負担の問題でありまして、日銀も今年の3月、法定準備金への積立額を過去最高の金額にされました。通常は剰余金の5%を積み立てるわけですけれど、それを20%積み立てられて、1448億円ですかね。今まで多い時でも15%が上限、最高だったと思いますけれども、1千億超えたことは今までなかったんじゃないかと思いますけれども、これだけの積立をされてきていると。
で、この剰余金から積立金を増やすということは、イコール国庫納付金が減りますから、国に納めるお金が減ると。つまり国民負担がその分生じるというような関係にもなるわけですね。
したがって、日銀そのものとしては出口戦略というか、国民に対しては何の説明責任も果たされていないんだけれども、経済がどうなるかということについてね、日銀の中だけではその時に備えて、こうやってもう積立金を増やして、いざという時のコストへの対策を立てられているというのはちょっと違うんじゃないかな、と。自分たちだけ対策を、コスト負担の対策を立てて、国民には一向に何も説明責任を果たさないというのはちょっと違うんじゃないかなと思うわけですね。
で、このあれですか、この多額の積立をされた理由というのは何なんですか。
黒田 現在の量的質的金融緩和、大規模な金融緩和政策を実施しておりまして、これに伴って、従来よりも収益の幅が振幅が大きくなる可能性があるわけでございます。こうした下で25年度決算では日本銀行の財務の状況、あるいは収益動向等を総合的に勘案して、剰余金について法定の5%を超える20%相当額を準備金として積み立てるということにしたわけでございます。
大門 もう今日はこれぐらいにしておきますけど、日銀だけは自分たちの世界だけは振幅が大きくなるリスクに備えていると。国民の皆さんに対しては、この先日銀のやっていることが出口に入った時に何をもたらすかということについては一向に口をつぐむというのは、もう正直じゃないと。やっぱりきちっとした説明責任を果たして行かれるべき時に来ているということを申し上げて、今日は質問を終わります。ありがとうございました。
by kokkai-sokuhou
| 2014-10-30 19:57