2月13日 衆議院予算委員会 下村博文氏 3 「そんな無責任な答弁でいいんですか」 |
動画:http://www.youtube.com/watch?v=IxrHw_PDCKU
質問 下村博文氏(自由民主党)
答弁 岡田克也副総理
野田佳彦内閣総理大臣
平野博文文部科学大臣
(承前)
委員長 次の質問に移ってください。確認に行かしてますから。党に確認に行かしてますから。次の質問に移ってください。これはきちっとご通告いただいているっていうんだったら誰か答えるんでしょうが、そこまでは、そこまでは通告してないですから。
下村 してます。
委員長 いやいや、中身はここに書いてあるだけで、通告は、きちっとそこまでの通告は為されてません。で、今の話は分かりましたし、いくつもまだ質問事項ありますからどうぞ質問をお続け下さい。はい、今誰かに議員が国対か党へ聞きに行ったですから。帰りますから。帰りますから、はい。
下村 これ、委員長ね、通告してますから。
委員長 いや、それ、この文章で通告いただいているんですよ。
下村 いやいや、この内容について質問すると通告してますから。そして、今の話は、私は…
委員長 それは答弁は、それは答弁は、誰がすることになってるの?
下村 岡田副総裁です。
委員長 岡田君、そこまで聞いてるの?
下村 副総理です。
委員長 どこまで(聞き取れず)
下村 聞いてるんですよ。で、私が…
委員長 確かめたの? 確かめたの? はい、岡田君。
岡田 いや、これは各党間でご議論いただくことであって、私が申し上げる、この場で申し上げることではないと思います。
下村 各党間ではなくてですね、自民党は何回も申し入れをしてるけど、民主党が答えてない。答えてないという中で、これは民主党だけの問題でなく、平成24年度予算の編成プロセスなどにあたって誠実に対処する、これは政府の立場でも同じなわけですよ、政府民主党として。これについてやってますかと聞いているわけでしょう。
岡田 まあ、ですから、予算の編成課程は私は政府に入っておりませんので、えー、これ以上のことは私申し上げる立場にございません。幹事長でもございません。
下村 幹事長として、当時確認書にサインをしていて、そして今、政府の副総理に入っている人が、そんな無責任な答弁でいいんですか。確認書についてだって、誠実に対処するのは、あなたの役目でしょう。今のような答弁というのは、全く自分はもう関知しないからそんな関係ない、そんなこと許されるんですか。
岡田 三党合意の中身は誠実に、それはあの、双方、履行されるべきであるということは申し上げました。そしてその三党合意の中身は、当然引き継がれているものだというふうに考えております。
下村 いや、民主党がやってないから、そして政府がそれに対して対応してないから、今日の質問してるんですよ。相互とかいう問題じゃないんですよ。
野田総理に、じゃあ、お聞きしますけれども、この24年度予算編成プロセスなどにあたり誠実に対処することと確認している。これは公党間の約束事ですよね。これを我々は、守ってない、今回の政府の予算編成の中にはこれが取り入れてないと思っていますが、いかがですか。
野田 三党合意では、まあ航行授業行の無償化と、そして農家の戸別所得補償、これについては平成24年度以降制度のあり方については政策効果の検証を基に必要な見直しを検討するとなっておりました。で、その残念ながら三党間の協議が予算編成の段階までに進んでこなかったということによって、結果的には、この高校授業料無償化については、受験や新学期に間に合うように、政府の責任において予算対応しなければいけないし、受験生や保護者の方にとってもご期待をいただいていると、そういう思いから予算措置をさせていただいているというふうに承知をしております。
委員長 ちょっ、ちょっ、ちょっと待って。岡田さんに、あの、委員長が尋ねることではないですが、「24年以降」というのは、24年の予算を実施して検証するという意味ですか。
下村 違います。
岡田 三党合意の中身は、平成24年度以降の制度のあり方については、政策効果の検証を基に必要な見直しを検討すると。もう一つ尚書きのところで、これらを含めた歳出の見直しについて、平成23年度における歳出の削減を前提に、平成23年度第三次補正予算ならびに平成24年度予算の編成プロセスなどにあたり、誠実に対処することを確認するということでございます。
まああの、もちろん、ここに書かれたことは、見直しを必ずするということは書いてないんですね。つまり、検証をするということを書いてある。で、検証を基に、必要な見直しを検討するということであります。ですから、あの、私は、検証は当然為されるべきだというふうに考えておりますが、ま、それは各党間でどういう議論があったのか、私承知しておりませんので、これ以上のことは申し上げられません。
下村 いや、今のね、あの、岡田副総理の答弁と先ほどの野田総理の答弁は全く無責任ですよ。政策効果の検証を基に必要な見直しを検討する、それから、平成24年度予算の編成プロセスなどにあたり、誠実に対処することを確認すると。これは三党間協議でしょう。ですから、当然24年度の予算編成に当たってですね、この政策効果の検証に基づきながら、24年度の予算で高校無償化についてどうするかということについては、当然三党協議をやってしかるべきなんですよ。それが確認書なんですよ。
で、それについて何回も我々はこの確認書に則って、是非協議をしたいと申し上げたにも関わらず、一度も民主党がそれに応じず、協議をしないで今日に至ってるんですよ。だから、先ほどの答弁はおかしいでしょう。
どうですか、総理。
野田 あの、三党間で検証はされてないんだと思うんです。ただ、あの、政策効果はこれについてはあったというふうに、あの、思います。あの、政策効果は。で、それを踏まえた三党間の協議が行われていなかったと思います。で、それはちょっとなぜだったのか、ちょっとよく仔細には知りませんけれども、把握をさせていただきたいというふうに思います。
下村 いや、私は、あの、実務者のひとりですけども、政策効果の検証を政府がしたという事は一度も聞いてません。で、まあ、一歩引き下がって、あの、質問したとしてもですね、その政策効果の検証を今まで一度もそもそも出してもいないでしょう。ま、検討もしてないですけどね。出してもいない。そして、それを受けて平成24年度予算の編成プロセスなどにあたり誠実に対処すると明言してるわけですから。これについて全然対処してないでしょう。どうですか、これは。総理、総理。
委員長 あの、予算編成やってた中川元文部大臣もいますし、今の文部大臣もいますし、どっちに答えさせますか。
下村 いやいや、総理ですよ、これは。
委員長 いやいや、それでは平野(聞き取れず)。平野文科大臣。
平野 あの、下村先生にお答え致します。検証も何もしてないじゃないかと、こういうことですが、三党間の協議の舞台は私、あの、立場に有りませんが、文科省の立場として、私どもとしては、この検証については、やってまいりました。えー、特に、効果検証ということで、えー、各種の統計調査を用いて、実態的には指標の分析をしてまいりましたし、各都道府県におきましてもアンケートを実施してきて、その掌握をしてきたところでございます。これは、毎年やっているところえございます。また加えて、アンケートにつきましては、統計の調査事例で行きますと、これは今日の委員会でもございましたが、えー、統計調査で、高校の、あの、中退者数の変更とか、いろんな意味での検証をしてまいりました。えー、アンケートの部分につきましては、えー、私立高校生の授業料の補助制度の内容、各都道府県にも調査をしておりますし、中学生の進路選択への影響、特に一部の市町村へのアンケート調査等々は、一応調査としてはやっておりまして、それなりの一定の効果をあげているということについての結論もいただいております。
委員長 ちょっと待って。はい、時計止めて。はい。民主党さん…
(速記中止により音声中断)
委員長 下村君。
下村 委員長。(野次「ふざけるな!」)これはあの、衆議院に(委員長「少し言葉慎んでください。乱暴な言葉を慎んでください」)これはあの、衆議院の、いいですか、衆議院の文部科学委員会の理事がこの政策効果の検証を基に必要な見直しを検討する、それから平成24年度予算の編成プロセスなどにあたり誠実に対処することを確認するという確認書があるわけだから、これについては自民党として、この三党合意に則って協議をお願いしたいということを今までも再三申し入れをしております。
で、それに対して、民主党側が、誠意を持った回答どころか、全くの反応も対応もしていなくて、今日に至って、そして、24年度予算を決めて、今予算審議がされていると、こういう状況なわけです。
これは、そう事実は事実として認めていただきたいと思うんですが、いかがですか。
委員長 政府ですから、今、あの、申し上げましたように、民主党さんも政調レベルへ確かめに行って、この、一応報告がありました。で、自民党さん側も、ひとつどこへ申し入れたか、具体的なことを出そうということを昼の理事会でそれをつき合わせて、午後から質疑をしていただこうと、こういうことになりますので、ここでこの問題について一応止めて、次の問題について質問をしてください。はい、下村君。
彼がさっきから言ってるのは国対筋の話ですから、某君の名前が出てますがそれは国対の話ですから。ここはここでまた確かめなきゃならんですから。はい。はい。
下村 少なくとも、少なくとも、じゃあ、平野文科大臣に聞きますけども、24年度予算の編成プロセスなどにあたり誠実に対処する、誠実に対処して予算編成決めましたか。
平野 24年度の予算案についての部分でありますが、検証と効果と、こういうことでもって、予算編成をするということですが、その前に先ほど、今、先生おっしゃいましたように、三党間の協議ということですが、残念ながら政府の立場では、間に合わなかったために、そういう趣旨でもって調査をし、効果を含めてやったということですから、誠実かどうかは別にして、そういう検証効果を含めて予算編成をしたということであります。(騒然)
下村 間に合わなかったのではなくて、そもそも自公の、自公のこの三党合意に応じた確認書に対応を政府民主党がしてないんですよ、そもそも。間に合うとか間に合わない、してないんですよ。
これからしていただけますか。
平野 少なくとも、予算編成過程の中では、えー、我が党の民主党の党の方にはそういうことを含めて対応しながら予算編成をしたということでございます。従って、政府が勝手に予算編成をしているということではありません。党と相談をしながらやったということであります。
下村 さっきの答弁と違うじゃないですか。間に合わなかったと、さっき自分で…(続く)