小沢氏と元秘書の証人喚問を求める 12月5日 衆議院予算委員会 稲田朋美氏(自民)1 |
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質問 稲田朋美氏(自民党)
答弁 野田佳彦内閣総理大臣
一川保夫防衛大臣
委員長 おはようございます。(会場「おはようございます」)これより会議を開きます。予算の実施状況に関する件について調査を進めます。本日は政治と金等についての集中審議を行ないます。
この際お諮り致します。本日調査のため、あ、本件調査のため、本日、政府参考人として、警察庁生活安全局長岩瀬充明君、総務省自治行政局選挙部長田口尚文君、財務省理財局長田中一穂君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか?
(会場「異議なし」)
ご異議なしと認めます。よってそのように決しました。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。稲田朋美君。
稲田 はい。(拍手)
委員長 稲田朋美さん。
稲田 おはようございます。自由民主党の稲田朋美です。民主党政権の政治と金の疑惑が後を絶ちません。鳩山元総理の巨額の子ども手当脱税疑惑、そして、菅前総理の北朝鮮関連団体である市民の党への巨額の献金疑惑、そして、前原元外務大臣、菅前総理、そして野田総理に対する外国人献金問題、どこがクリーンでオープンな民主党、そして国民目線でしょうか。また、きちんと説明をなされておりません。中でも最大の疑惑が小沢元代表の政治と金の問題です。民主党政権最大の功労者である小沢元代表のお金の疑惑を晴らさなければ、総理がそこにすわっていらっしゃる、民主党政権の、そして野田政権の正統性が疑われています。9月に小沢元代表の元秘書ら三名の有罪判決が出ました。その中で、岩手など東北の公共事業を、天の声、すなわち小沢さんの一声で決めていた事実、また、小沢元代表の天の声ほしさに業者が競って献金をしていたという事実が明らかになりました。
今、国会で、東北の復興予算、10兆円以上の予算がつきました。小沢元代表の疑惑を晴らさなければ、東北の正しい復興もできません。被災地の皆さんのための復興予算まで小沢元代表の天の声で決められたらたまりません。
パネルを示してください。これは小沢元代表の元秘書、高橋嘉信さんの陳述書です。お手元にもお配りをいたしております。小沢元代表の秘書として、天の声を発していた高橋嘉信さん、いつでも国会証人に応じて国会で真実を話すとおっしゃっています。総理、元代表の小沢さん本人と、そして高橋嘉信さんの証人喚問をして、国会で真実を明らかにすべきだと思います。民主党代表としての総理のご見解をお伺いいたします。
野田内閣総理大臣 あの、小沢元代表の件については、現在今公判中でありますので、その法低の場できちっとご説明をされるべきものだと思いますし、その動きを注視をしていきたいと思います。
あの、今、証人喚問というお話、高橋さんを含めて出ましたけれども、これはあの、国会でお決めいただければと思います。あの、ご議論いただければと思います。
稲田 出鱈目な言い訳を言うのはやめてくださいよ。総理は民主党の代表ですから、国会証人を決めて、国対委員長に指示されれば、すぐに国会の証人審問は実現するんです。また、裁判中とおっしゃいましたけれども、この天の声の問題は、今、小沢さんが被告になっている、その刑事事件とは関係がありません。ですから、逃げないで、クリーンなオープンとおっしゃるのであれば、すぐさま国会の証人尋問を求めます。
委員長、小沢元代表本人と、そして高橋嘉信氏の証人喚問を求めます。
委員長 えー、小沢さんについては、かねてから議論が続いております。えー、高橋さんについては今回初めてご要求がございました。理事会で協議いたします。
稲田 はい。
委員長 稲田さん。
稲田 総理、前沖縄防衛局長が不適切な発言を理由に更迭をされました。沖縄県民や女性に対する侮辱的な発言でした。その後に、一川防衛大臣が、国会で、あろうことか、沖縄少女暴行事件の詳細を知らないと言う、あり得ない答弁をされました。沖縄県民だけでなく、日本国民全員が一川大臣に怒りを覚えています。総理、なぜこのような事態になっているにも関わらず、未だに一川大臣をかばい、更迭なさらないのですか?
野田 前沖縄防衛局長の発言は極めて不適切であり、今般の更迭は当然の措置であるというふうに思います。その上で、改めまして、沖縄県民の皆様の感情を大きく傷つけたことについては、深くお詫びを申し上げたいと言うふうに思います。その上で、一川大臣の発言でございますが、これはあの、ご本人に真意を確認をしていただければとは思いますけれども、あの、詳細については知らないと申し上げたのは、おそらく詳細をこういう場で語ることが適切ではないと、あるいは不正確な記憶でしゃべることではないというご判断があったのではないかと私は考えております。
稲田 情けない言い逃れはやめてくださいよ。大臣が詳細を知らないとおっしゃったのは、本当に詳細を知らないとおっしゃったんですよ。その場で言うのがふさわしくないとか、そういう問題ではなかったんです。しかも、官僚に責任を取らせて終わりですか? それが、民主党のおっしゃっている政治指導ですか? 部下に責任を取らせてご自分は保身を図る、それが政治主導ですか? 政治主導って言うのは政治家が責任を取ることですよ。
一川大臣、ご自分の部下には厳しく、そして、自分には甘い、それで示しがつくんでしょうか? 大臣、お答え下さい。
一川防衛大臣 えー、お答え致します。今あのご質問の私の発言のことがちょっと出ましたので、事実関係と私の思いを述べさせていただきますけれども、参議院の復興特別委員会の席で、佐藤委員の方から、えー、そういう質問がございました時に、私はあの、沖縄の問題ちゅうのはかねてから関心は強く持っておりましたし、ま、色んな事はある点では承知いたしておりますけれども、少女暴行事件の件について、まあ、急にそう言われたものですから、私は、まああの委員会の場で、それを詳細に説明するということは、あまり事件の性格上よくないというふうな思いがございました。(会場騒然)
で、そういう中で、私の表現が非常にそういう面では、あのー、まあいい表現では当然なかったわけでございますが、自分自身はもう既に沖縄での少女暴行事件から16年経過しておりますし、で、それが元で当時沖縄県民の大きな当時の怒り、そういったものが米軍基地に対する整理縮小なり、返還という運動に大きくつながってきた出来事であったことは、非常に痛ましい事件だったことは間違いないわけでございますので、えー、それに基づいてのSAO合意というものが為され、それからもう丸15年経過している中では、今回のこの普天間問題にしっかりと負担軽減の内容を込めた、そういう措置を我々は誠心誠意、これからも努力すべきであるというふうに思っておるところでございます。
また私の今回のこのことに対する責任は、えー、当然監督責任なり、また、我々の思いが沖縄の出先の局長さんにそれが十分浸透しきってなかったという面のそういう責任は当然あるわけでございますんで、私もしっかりと大臣としてのそういう、自分の大臣職としての給与の返納も含めて、しっかりとした対応はしてまいりたいと(会場から野次多数)思っておりますし、また、ご本人の、おー、処分についても、今検討中ではございますけれども、早急に結果を出してまいりたい、そのように思っておるところでございます。
稲田 大臣、しかも、大臣をかばってる総理。今の大臣のですね、言い訳を信じる人は誰一人いませんよ。あの国会の答弁の大臣の様子を見れば、本当に知らなかったんですよ。しかも詳細を答えろと佐藤さんは言ったのではなくてですね、その概要と、その影響を、大臣の口から答えなさいということですよ。何をごまかしをおっしゃってるんですか。
大臣、そして、給料の返納? お金の問題じゃないんです。(会場「そうだ」)防衛大臣、あなたは自分の役目がわかってるんですか? あなたの役目はこの国を守ることであって、あなたの身の保身を守ることじゃありませんよ。(会場「そうだよ」)いい加減にしてくださいよ。(会場「その通りだよ」)
大臣、もう一度、これだけ混乱させて、官僚の責任じゃないんです。あなたの責任なんです。この混乱を、そして、沖縄県民の怒りをですね、自分が受け止めて、この場で辞任を表明されるべきだと思いますが、この場で表明をされませんか?
一川 えー、私はあの、えー、二日の日に、沖縄県知事さんの方にお会いをして、今回のこの前局長の発言の問題を含め、私の国会での発言の問題も含め、しっかりとお詫びを申し上げてまいりました。ま、そういう中で、県議会の議長さんにもお話をさせていただきましたけれども、これからしっかりと私たちは、この問題についての沖縄県民のこの心の痛みというものを、払拭するのには相当努力が必要だと思いますし、また、信頼回復は、大変なことだろうとは思いますけれども、私なりにまた一生懸命この職務を全うして参りたいというふうに思っておるところでございます。
稲田 先ほどの詳細は知ってたけれども適当ではなかったというような、そんな言い訳でですね、沖縄県民に謝罪の気持ちが伝わったんですか? 2日の日、大臣は知事に会われて、沖縄県民に謝罪をして、その謝罪は沖縄県民に伝わったんですか? もう一度お答え下さい。
一川 まああの、知事さんからの、おー、お答えも含めて、もう大変、あの、厳しいものであったというふうに私も認識致しております。えー、私の今回のお詫び、えー、だけで、沖縄県民の皆さん方の理解が得られたというふうには私たちも思っておりませんし、これから引き続き努力をしてまいりたいというふうに思っております。
沖縄県内には約7000人の自衛隊を含めたこの職員もお世話になってるわけでございますので、我が国の安全保障上問題が生じないようにしっかりと私なりにまた努力をしてまいりたいというふうに思っております。
稲田 何を甘い認識を言ってるんですか。沖縄の皆さんは許してませんよ。日本国民も許してませんよ。知事も途中で退席なさったじゃないですか。県議会から抗議文を渡されたじゃないですか。あなたは、あなたは公じゃなくて、私を優先してるんです。そして自分の保身を優先してるんです。そんな人にこの国を守れるわけありませんから、今の大臣の答弁を聞かれて、総理、それでも、総理は一川防衛大臣を更迭しないで、そして一川防衛大臣を守るおつもりですか?
野田 あの、大変あの沖縄の皆様の感情を傷つけた。これは本当に、あの、申し訳ない気持ちで一杯でありますが、そのことも踏まえて、えー、一川大臣におかれましては、これまで以上に襟を正して職責を果たしていただきたいと考えております。
稲田 そもそも大臣には公の気持ちというのがないと思います。ブータン国王の宮中晩餐会、それをキャンセルして、ご自分の同僚のお金集めパーティに行って、そして、ブータン国王の晩餐会よりもこっちの方が大事だ、そのようにおっしゃいました。それは、はしなくも、大臣の本心を言われたと、私は認識を致しております。
これだけじゃないんです。小松でF15の燃料タンクが落下を致しました。その時大臣は一週間後に小松に降り立った。しかし、その現場を素通りをして、どこへ行かれたか? やはり民主党の政治資金集めパーティに行かれたんです。お金集めパーティに行って、F15の燃料タンクがご地元に落ちて、そしてそれが、私は現地を視察しましたけれども……(続く)