2月1日 衆議院予算委員会 齋藤健氏(自民)4 ただちにメスを握るのをやめよ |
動画:http://www.youtube.com/watch?v=1bK7ph2D8C0
齋藤 (承前)総理も、官房長官も、外務大臣も、安全保障に関して、さしたるバックグラウンドはありません。こんなことで、一朝有事の場合に、本当に国民の生命・財産を守れるのでしょうか。
それでいてこの内閣を最善・最強内閣、適材適所と言い切る、これも言ってみただけなんでしょうか。聞いているこちらの方が赤面を感じます。
以上、この2年5ヶ月の民主党政権というものは、まず第一に、限度を超えたあまりの言行不一致と、第二に、あまりの政権担当能力の無さと総括ができます。
今、日本は、大きな手術をしなければ命を永らえることができない患者と一緒なんです。税と社会保障改革も、その手術の一環です。その手術をするお医者の立場にある皆さんが、こんな体たらくでは、患者はたまったものでは有りません。私は、一度もメスを握ったことがない人たちに、これ以上、この愛する日本の命がかかった大手術を委ねるわけには断じていけません。皆さん方に、もし、自らを見つめる客観的な目と、そして良心というものがあるのなら、ただちにメスを握るのをやめて、一旦国民の皆さんに政権を返上すべきだと思いますが、まだ少し時間が残っておりますので、反論があるならお願いします。(会場から多数の発言)
岡田 今ずっと齋藤さんの議論を聞いてましてね、ずいぶん良い議論をされてるなあと思ってたんですけど、やっぱり最後はちょっとあまりにも、あの、上から目線でですね、まあいかがなものかなという感じがいたしました。先ほどですね、その、メスを持つ資格が無いというふうに言われましたね。しかし、その病気、これだけの財政の状況、経済の状況、これについて、もちろん我々にも責任がある。しかし、その間、長く政権を担当されたのは、どこだったのか、誰だったのかということも(拍手)是非考えていただき、お互い謙虚になってですね、大事なことは、この国を何とかしなきゃいけない、国民の立場になって前に進めなきゃいけないということですから、先ほどの税、社会保障・税一体改革の協議の点も含めてですね、是非お考えを頂きたいと思います。よろしくお願いします。(拍手)
野田 あの、本当に直球が多いご質問でしたが、最後は高めの直球ですね、やっぱりね。
あの、ま、色々と民主党の総括されました。で、総括は我々もこれからしっかりしてまいります。あの、マニフェストについてもこの間中間総括しましたけれども、あの、色々我々のできなかったこと、今格闘してること、ご指摘いただきました。で、それについてはこれからも引き続き結論を得るべく努力をしてまいります。
だけど、あの、是非、あの、齋藤さんだから申し上げますよ。あなたはホント色んなことを分かっておっしゃってる方だから申し上げますが、逆に言うと、こういう国難みたいな時期に、TPPについては齋藤さんご意見あると思います。消費税についてもご意見あると思います。解散を今言ってくるんだったら、TPPどうするんだ、消費税どうするんだ、エネルギーどうするんだ、そういう立ち位置をお互いはっきりしながら議論しなければいけないんじゃないでしょうか。(拍手)
齋藤 岡田副総理おっしゃったように、これまで色々ですね、あの、自民党政権の下で色んなそのおかしなことが起こって、今日を招来したということは、あろうかと思います。私はそこは責任あると思ってますし、それは我が党もですね、これから直していかなくちゃいけないと思ってます。それから、総理からお話がありましたけれども、我々も、私は今政調で仕事をさせていただいておりますが、今、次の総選挙に向けて、今おっしゃったようなことについてまとめる作業をしております。ですから、早くですね、一刻も早く、皆さん方が、国民の皆さんに政権を返上していただければ、ただちに我々の考えを示したマニフェストで、選挙を出来ると思いますので、是非よろしくお願いを致したいと思います。終わります。(拍手)